株価が40%下落する!?1939年と2019年の経済状況が酷似
2019/12/08
小さい子供のお金の教育について勉強しようと本を借りたのですが、まったく違うところで興味深い記述があったので紹介します。
▼お金の教育がすべて1939年と2019年の経済状況が似ている点
1939年 2019年 ①借金金額がピークになる 1929年 2007年 ②金利が0になる 1931年 2008年 ③お金を刷るペースが加速する 1933年 2009年 ④大きなクラッシュの後の株や金融資産の上昇 1933~1936年 2009年~2017年 ⑤大きなクラッシュの後の経済全体の上昇 1933~1936年 2009年~2017年 ⑥金融引き締めによる停滞 1937年 2018年 ⑦次のクラッシュ 1937年 2019年~2020年?
これは米国の経済状況ですが、ここまで綺麗に類似点を並べて説得されると、近々暴落するのかなって気持ちにさせられます。
▼realinvestmentadvice.comInterview Chart Book: The Markets Are Waiving A Huge Red Flag
青色線:米国株価
赤色線:米国借金
長期債務周期について
『75年から100年の周期』で繰り返し起きています。
そして2019年この波の一番高いところにいると言われています。
債務周期についてはこちらがわかりやすいです。
▼jessefelder.tumblr.comWhy It Might Be A Good Time To Revisit Ray Dalio’s 1937 Analog
水色線:1937年までの米国株価
黒色線:2018年までの米国株価
1937年と2018年の米国株価比較
この時点ではかなりの一致率ですが、実際は2019年も株価は上がり続けているので、今では少し差が開いています。
▼2019/12/2追記
コメントで2018年の年末に20%程度暴落しているので、それで終わりではないかという意見がありました。確かにそういう見方もできますね。
2018年年末の暴落は調整という認識で大暴落という認識がなく忘れていました。
たださすがに長期債務周期『75年から100年の周期』の暴落があの程度ではないでしょう。
参考書籍でも、触れられておらず、2019年の経済状況について書かれているので、少なくとも『お金の教育がすべて』の著者であるミアン・サミ氏はこの暴落とは別に大きな暴落がくる可能性があるという認識を示しています。
ミアン・サミ氏
5年以内、もしくは3年以内に大きなクラッシュが来ると考えています
大暴落は絶対にくる
それがいつくるかとどのぐらいの規模かがわからないだけです。
覚悟して対策しておく
覚悟がないまま、大暴落を受けるのと、わかってた上で大暴落を受けるのでは暴落時のメンタルが全然違います。
リーマンショックで資産が半分になった時、覚悟をしていなかったので証券会社の口座にログインできなくなるぐらいにメンタルをやられました。
大暴落への4つの対策
積み立て投資を継続して、暴落を気にしない
これが一番、手堅いです。
ただ残念ながら暴落時に積み立てを辞める人が多いのが現実です。
大暴落はいつか起こるものと覚悟を決めて、大暴落時でも積み立てを継続すると誓いましょう。
リスク資産を全部売る
投資家にとって一番恐ろしいのは退場です。退場が避けられるなら儲け損なうぐらい安いもんです。儲け損なう覚悟さえあれば、リスクを取っていないメンタルは最高でしょう。
暴落するのが楽しみになります。株価が上がり続けても気にしない覚悟と上がった株を買わない覚悟が必要です。
ロスカット設定を入れておく
限界まで儲けた上で、損失は限定的に済ます。これができたら最高です。ロスカットをどこに設定するのか、ロスカット後、どこで買うのか等、裁量で判断する部分が多く上級者向けです。
リスク資産の比率を決めて、その比率を守り続ける
株価があがるとリスク資産比率が上がるので、その上がった分だけ売却する。
大暴落時にはリスク資産比率が下がるので、下がった分だけリスク資産を買いなおす。
覚悟して対策しておく
みんなが暴落すると言ってる時は案外暴落しないものです。
いつ大暴落がきてもいいように対策しておくことで、実際に大暴落がきたときに華麗に立ち回れるはずです。
ピンチはチャンスでもあるのです。
覚悟がないまま大暴落が発生すると、ルールを破ったり、普段の自分とは違った行動を取ってしまうものです。
実際、大暴落が起こるかどうかはわかりませんが、いつきてもいいように準備だけはしておきましょう。
▼参考文献