行く価値のない大学が判明、全大学「奨学金延滞率」ランキング
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独自集計!全大学「奨学金延滞率」ランキング
順位 | 学校名 | 都道府県 | 2014年 延滞率 |
2015年 延滞率 |
2015年 貸与終了者数 |
2015年 3ヶ月以上滞納者数 |
1 | 至誠館大学 | 山口県 | 13.86% | 9.93% | 151 | 15 |
2 | 鈴鹿大学 | 三重県 | 7.98% | 7.32% | 205 | 15 |
3 | 東大阪大学 | 大阪府 | 4.66% | 7.28% | 261 | 19 |
4 | 沖縄大学 | 沖縄県 | 5.70% | 6.66% | 1,651 | 110 |
5 | 芦屋大学 | 兵庫県 | 9.09% | 6.45% | 310 | 20 |
6 | 日本経済大学 | 福岡県 | 4.78% | 5.52% | 1378 | 76 |
7 | サイバー大学 | 福岡県 | 6.52% | 5.41% | 74 | 4 |
8 | 太成学院大学 | 大阪府 | 5.47% | 4.85% | 1,134 | 55 |
9 | 愛知文教大学 | 愛知県 | 5.26% | 4.84% | 62 | 3 |
10 | 四日市大学 | 三重県 | 3.85% | 4.83% | 352 | 17 |
11位以降は上記リンクから参照して下さい。
日本学生支援機構が2017年から、奨学金の未返済率を大学や専修学校など学校別に公表しています。
▼日本学生支援機構
上記リンクの『学校毎の貸与及び返還に関する情報』から検索できます。

本来は「大学別の順位を明らかにする予定」でしたが、大学側の反発に配慮した結果、学校ごとに個別に検索する形となっています。
進学先を選ぶ時はチェックした方がいいでしょう。
奨学金の延滞率が高いところに高いお金を出してまで行く価値があるとは思えません。
奨学金の未返済率公表の目的
学校側の協力も得て未返済者を減らす。
2015年度末の奨学金の状況
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未返済者:32万8千人
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未返済率:9%
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滞納額:計898億円
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借入総額:平均312.9万円
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月の返済額:平均 約1万7000円
奨学金の審査
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一般的なローン審査と同様に審査される
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本人に収入がないので、保護者の信用情報も審査対象
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親の収入が高すぎても通らない
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機関保証制度利用するか連帯保証人が必要
延滞者のうち、奨学金を借りる前に返済義務を知らなかった人の割合が4割以上いるという驚きの事実です。
基本的には連帯保証人がいるはずですが、その人も知らなかったのでしょうか?
返済不要の「給付型」の奨学金もある為、誤解を避けるため、返済が必要なものに関しては『奨学ローン』みたいにわかりやすい名前に変更した方がいいですね。
奨学金の未返済率公表についての感想
非常に素晴らしい試みだと思います。
現状、行けるからという理由で行く価値のない大学に行っている人が多く存在します。
しっかりとした目的がない状態で大学に行く価値はないでしょう。
無駄に大学が乱立している状態なのでこの公表制度によって価値の低い大学が淘汰されたらいいですね。
学費の下げ圧力にもなりそうです。