FXスワップポイントサヤ取りの両建て手数料を安くする方法
2020/02/07
FXスワップポイントサヤ取りの両建て手数料を安くする方法
買いスワップポイントと売りスワップポイントの差で年利を計算することも多いですが、その年利は正確ではありません。
『スプレッド』というものがあり、この分、利回りが落ちます。
スプレッドとは
ある時点での買うときのレートと売るときのレートの差、手数料みたいなものです。
例)スプレッド
買:GMOクリック証券(くりっく365)
売:DMM.com証券(DMMFX)
くりっく365のスプレッド
0.5銭~2.0銭
数秒ですが0銭の時もあります。
相場が不安定な時は20銭以上に広がることもあります。
DMMFXのスプレッド
1.0銭
こちらも相場が不安定な時はスプレッドが広がります。
例)ランドを10万通貨取引する場合
くりっく365のスプレッドを0.5銭
DMMFXのスプレッドを1.0銭
両建ての購入時の場合だけだと、スプレッド半分計算でよいのですが、今回は決済分のスプレッドも考慮して、そのまま足します。
2つを合わせると1.5銭となります。
100銭で1円となる為、0.015円となります。
1.5銭でも10万通貨を取引すると
0.015 * 100000 = 1500円の手数料
現時点で10万通貨あたりのスワップ差
くりっく365 買い:150円
DMMFX 売り:110円
1日40円となります。
1500円 ÷ 40円 = 37.5日
くりっく365が0.5銭の時に普通に両建て取引すると決済分も含めて、スプレッドの手数料分を支払い終わるのに37.5日かかってしまいます。
少しでも減らすにはどうすれば?
スプレッドが同じだとしても下記例の様に時間によって業者ごとに
軸となる価格が結構違います。
例)
とある時間のレート
くりっく365 売 7.30 買:7.35
DMMFX 売 7.23 買:7.33
とある時間のレート
くりっく365 売 7.30 買:7.35
DMMFX 売 7.30 買:7.40
FXスワップポイントサヤ取りの手数料を安くするには
ひたすら、有利なレートになるまで待つです。
往復で手数料1000円で取引できた場合、手数料分が25日で済むので結構違います。
くりっく365はレートが0.5銭単位で変動する為、
有利な取引しようとしすぎて、+0.5銭の悲惨な取引になる場合があるので注意が必要です。
相場観のある人は買いと売りの時間をずらして取引して、スプレッド分利益をのせることもできますが、相場変動リスクがあります。
トレンドを見て取引をする
サヤ取りは買いと売り両方同時に取引するのが基本ですが、完全に同時に取引することはできません。
なのでトレンドを見て売り買いするとお得に取引できる可能性が高くなります。
円安トレンドの時
外貨を先に買う
もしくは円を先に売る
円高トレンドの時
外貨を先に売る
もしくは円を先に買う
取引する時間の差が1秒なかったとしても、その間に値が動くことがあるので数を積み重ねると結構違ってきます。