景気循環の基本が判る『30分で判る 経済の仕組み』を5分に要約

      2019/12/01

運用資産15兆円のカリスマ投資家レイ・ダリオ氏が語る
30分で判る 経済の仕組み
 
世界中で1000万回以上再生されており、日本語版だけでも100万回以上再生されています。
レイ・ダリオ氏はこの動画内容のことを深く理解しており、市場を注意深く観察することで、リーマンショックを上手く回避しています。
クレジット(信用)や景気サイクルなどの経済の基本となる仕組みがテンポよくわかりやすく説明されているので、一度は見ることをお勧めします。
 
 

30分でわかる経済の仕組み Ray Dalio(要約)

経済を動かす3つの要素

  1. 生産力の成長
  2. 債務の短期的な周期
  3. 債務の長期的な周期

経済は取引と市場の積み重ね

取引では買い手がお金とクレジットを提供し、それと引き換えに売り手が物品、サービス、資産などを提供。
経済市場は買い手と売り手が取引をすることで構成。

一番理解されていない経済の要素は「クレジット」

貸し手は手持ち金を増やしたい。
借り手は手持ち金以上のものを使いたい。
借り手は元金に利子を加えて返済することを約束し、貸し手がそれを信じるとクレジットが発生する。

あなたの支出は誰かの収入

借り手がクレジットを得ると支出額を増やせる。
ある人の支出はほかの人の収入となる為、支出が経済を押し上げる。

2つの債務周期

  1. 5年から8年の周期
  2. 75年から100年の周期

クレジットで経済の波が生まれる

経済動向の細かい変動は、利用できるクレジットの額によって影響される。

クレジットは必ずしも悪ではない

クレジットがない経済では支出は生産量を増やさないと増加しない。

クレジットが生みだす経済成長

例えば、借金をしてトラクターを買い、収穫量をふやし売上を増やせば、借金を返済できると同時に生活水準を向上できる。

経済活動のからくり

債務が経済の波の高さを押し上げたとしても、その波はいずれ低くなる。これが債務の短期周期
 
支出と収入が生産高より速いスピードで増えると価格が上昇し始める。価格の上昇はインフレを招く。
 
中央銀行はこのような問題を避けたいのでインフレを避けようとし、価格の上昇を感知すると利子を上げる
 
借りる人が減り、返済のコストが高騰するので、一般市民の支出は減り、価格も減少します。これがデフレ。経済活動が縮小し、不景気となる。
 
不景気がひどくなりインフレの問題がなくなると、中央銀行は利子を引き下げ経済活動を活性化しようとする。債務返済費が縮小するので、借り出しと支出が再度増える。これが経済活動を押し上げる。

人はすべてが順調だと思いがち

長期の波を見ると債務は所得より速いスピードで増大し、これが長期の債務変動となる。人の債務が増大していても貸し手はクレジットをさらに提供しようとする。人は最近の動向にのみ注意を払う

バブルの終わり

でもこれは長続きはしません。返済額が所得よりも速いスピードで増える時が来ます。すると人々は支出を抑える。
 
所得が縮小し、クレジットが消滅し、資産価格が急落し、銀行は苦しくなる。株式市場はクラッシュし、社会的緊張感が強くなり、この悪循環が繰り返される

経済の価値の消滅

これは不景気と似ているようで違い、利子を下げても景気回復に結びつかない。
不景気なら利子を下げれば借りる金額が増える。でもレバレッジが消滅しているので利子を下げようとしても既に利子は低くなっており、時には0%になってしまう。すると景気回復は不可能。
 
レバレッジが消滅した時どうすればよいか?
  1. 人、ビジネス、政府が支出を縮小する。
  2. 債務は不履行となりまた再編される。
  3. 資産は富裕層からそれ以外に再分配される。
  4. 中央銀行が新しい紙幣を印刷する。

資産と考えていたものが消滅したとき、恐慌に気づく

借り手の多くは借金を返済できない。人々は銀行に預けたお金が心配になり、銀行に殺到して引き出そうとし、銀行の経営は難しくなり、人々やビジネスは債務の返済が不可能となり、このため経済恐慌となる。

恐慌がまねく社会不安

  • 1930年代にはこのためヒトラーが力を増した
  • ヨーロッパでは戦争
  • アメリカでは恐慌
普通の人がお金だと思っていたのは実際にはクレジットだった。そしてクレジットが消滅するとお金が不足することになった。人々はお金が必要になった。

リスクを伴う債務減額への道のり

中央銀行は何もないところから新しい紙幣を印刷し、資産を買い、政府債権を買う。それは政府にお金を貸すことになり、赤字予算で物品やサービスへの支出を増やし、経済の活性化を図り、失業保険を支払う。すると国民の所得が増え、国の赤字も増える。でもこれが経済の債務負担総額を減らす。

レバレッジの減少への対応が経済活動のカギ

レバレッジの減少は対応を間違えれば大問題となるが、正しく対応すると問題解決を引き起こせる。
債務負担が減少し経済活動が正常に戻るまでには10年以上かかる。したがって失われた10年と呼ばれる。

経済活動における3大原則

  1. 所得より早く債務を増加させない。でないと債務負担が耐えきれなくなる。
  2. 所得を生産性より早く増加させない。そうなると競争力が弱くなる。
  3. 生産性を向上させる努力を惜しんではいけない。これは長期的に一番大切な要素。

30分でわかる経済の仕組みについて

人は最近の動向にのみ注意を払う』人間の本質的にこの動画のような景気循環は繰り返されるのでしょう。
この内容を理解し、市場を注意深く観察することにより、レイ・ダリオ氏みたいにいずれくる大暴落を避けられるかもしれません。

2020年3月末までに「株式市場が大暴落する」

ウォールストリートジャーナルでレイ・ダリオ氏の経営するヘッジファンド「ブリッジウォーター」が1100憶円相当の売りを仕掛けていると報じられた。
 
レイ・ダリオ氏はこれを否定している。
「私を信じてもいいし、ウィールストリートジャーナルを信じてもいい」
あなたはどっちを信じますか?
 

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