15~24歳の若者22%がニート、世界で2億6700万人
2020/03/03
▼世界を12の地域に分けて、2021年時点ニートの割合を予測
- 40.7%:アラブ諸国(湾岸協力理事会加盟国を除く)
- 30.9%:南アジア
- 27.0%:北アフリカ
- 22.1%:中央・西アジア
- 21.8%:ラテンアメリカ、カリブ海地域
- 18.5%:東南アジア、太平洋地域
- 15.4%:東欧
- 14.2%:北アメリカ
- 10.8%:北、南、西欧
▼男女別ニートの割合
- 31%:女性
- 14%:男性
日本の15~24歳のニート数(2018年)

- 15歳~24歳の日本人口、約1177万人
- この世代の約21万人がニート
- この世代の約1.8%がニート
ニートが多いイメージの日本ですが、世界的に見ると圧倒的少なさです。
▼2012年の統計
日本に15~24歳のニートが圧倒的に少ない原因
- 高校進学率約99%
- 新卒一括採用
氷河期世代など新卒時に景気が悪いと絶望的な運要素が強い制度ですが、この統計だけを見るとメリットがわかりますね。
今後も世界的に若者ニートが増加する3つの理由
簡単な仕事はAIやロボットに取られる
高度な仕事や、低賃金で過酷な仕事のみが残る。
それにより就職の難易度が高くなる。
仕事の高難度化によってメンタルをやられる
ニートを希望する理由(2012年総務省調べ)
- 29.7%:病気・けが
- 27.8%:その他
- 15.8%:特に理由はない
- 12.1%:学校以外で勉強中
- 6.4%:仕事をする自信がない
簡単な仕事がAIに取られるということは、残った仕事は高難度のものが多くなります。高難度の仕事をうまくこなせずメンタルをやられる人は今後増えそうです。
よい大学に行ったのにそれに見合う仕事の数が足りない
大学の進学率が上がったことにより、それに見合う仕事が足りなくなった。韓国ではよい就職先が見つからず就職を放棄する女性が激増している。
大学の進学率をあげたとしてもそれに見合った仕事の数が足りないなら意味がないですよね。
大学は本当に行きたい人だけが行くべきです。
資本主義が行き過ぎた弊害
長時間労働が当たり前になったのは産業革命以降。
旧石器時代なんか1日3時間しか働いてないんですよ。
生きて行くのに必要な労働力が下がったのだから、ベーシックインカムを実現して、働きたい人だけが働きたい場所で働く社会を実現して欲しいです。
現状のままいくと、AIによる利益を一部の資本家が独占して、多くの人が低賃金で過酷な労働をさせられる。