年金の受給開始は可能な限り遅らせた方がいい4つの理由

      2020/01/10

年金の受給開始は可能な限り遅らせた方がいい4つの理由

平均寿命より実際は長く生きる可能性が高い

▼平成30年の日本人の平均寿命
  • 女性87.32歳
  • 男性81.25歳
▼平成2年の日本人の平均寿命
  • 女性81.90歳
  • 男性75.92歳
毎年少しずつ平均寿命は伸びています。
 
さらに若く亡くなった方の影響を強く受ける平均値より中央値の方が実際の寿命と近い可能性が高いです。
中央値は平均寿命より+5歳ぐらいです。

年金はそもそも長生きのリスクヘッジ

繰り下げたことによって年金を貰えなくて亡くなったとしても何も問題がない。
一番のリスクは長生きしてお金がないことに苦しむことです。

1ヵ月0.7%の増額が大きすぎる

運用利回りを0.7%プラスしようとしたらどれだけ大変か。
それを1ヵ月年金受給を遅らせるだけで達成できるなら、お得すぎます。

確定拠出年金と年金繰り下げの相性がいい

企業型DCやiDeCoといった確定拠出年金は公的年金控除が適用されます。
60歳から受け取れる確定拠出年金に公的年金控除を利用し、確定拠出年金を受け取り終わるまで公的年金を繰り下げることにより、効率よく節税できます。
 
 
 

年金の繰り下げとは

  • 繰り下げできる期間:12ヵ月(1年)~60ヵ月(5年)
  • 1ヵ月単位で繰り下げ可能
  • 1ヵ月支給を繰り下げる毎に0.7%の増額となり、一生涯増額が続く
  • いつでも繰り下げを止めることができる。(1年未満の場合は増額なし)
  • 老齢基礎年金と老齢厚生年金は、別々に繰下げ受給することができる
  • 特別支給の老齢年金は繰り下げできない
 
繰り下げ受給開始年齢
66歳
67歳
68歳
69歳
70歳
お得になる年齢
77歳
78歳
79歳
80歳
81歳

繰下げ受給の手続き

「老齢基礎年金・老齢厚生年金支給繰下げ請求書」を年金事務所に提出する。
 

年金の繰り下げメリット

恒久的に年金が増額される

お得になる年齢を超えた場合、それ以降ずっとお得。
5年間繰り下げをすると0.7%×60ヵ月=42%増額される。

繰り下げのリセットが可能

過去分の年金を全て受け取ることが可能。ただし増額はなしとなる。
 

年金繰り下げのデメリット

1年未満で繰り下げを止めた場合

増額されないので意味がない。

制度の変更により年金額が減るリスク

その場合、繰り下げせず貰った方がお得になる場合もある。

加給年金や振替加算が支給されない

増額の対象にはならず、結果として繰り下げた期間分の受給額を放棄することになる。

お得になる年齢の前に亡くなった場合

貰える金額が少なくなる。

在職老齢年金で減らされた分は、増額の対象とはならない

65歳を過ぎて、在職中で、老齢厚生年金を繰下げる場合、支給停止となっている年金額は、増額の対象とはならない。

年金額が多い人は手取りで年率最大42%受け取れない

税負担が増える為、年金額が多い方は手取りで約33%しか増えない。
※住んでいる自治体によって変わる。
 
詳しくはこちらの記事で
 
 

年金の繰り下げをしない方がいい人

  • 加給年金が多い人
  • 在職老齢年金で減額される人
  • なるべく若いうちにお金をいっぱい使いたい人
  • 年金を貰わないと生活が苦しい人
  • 受け取り年金額が多く税負担が気になる方

厚生年金は従来通り、基礎年金だけ繰り下げ請求する

繰り下げの制度的なデメリットの多くは厚生年金にあります。
基礎年金だけを繰り下げするとメリットだけを享受することができます。

65歳時点で年金事務所で試算してもらうのが一番いい

迷った場合は、実際に試算してもらって、結果を比べて判断するといいでしょう。
 

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